FFⅦ
□未題(ZC)☆
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「ほら…顔上げろって。この体勢以外とツライんだぜ」
ザックスの両手が俺の頬に触れて、上へと向けさせようとする。
「……」
無理矢理されてしまうと、何故か抵抗してしまう。
「下向いてたら言えないからって、何回言わせるんだ？」
ザックスもムキになっているようで、懲りずに上へ向けようとした時、
「別に何処を向いていようと、構わないだろう…言いたい事言えば済む事じゃないかっ!!」
思わずザックスを突き飛ばして怒鳴ってしまった。
「ぁ…」
尻餅をついたザックスを見て我に帰った。
何と言って良いのか、頭の中が混乱して、思考を巡らす事ができなかった。
たぶん、その時のザックスの顔は忘れられないと思った。
(…どうして)
「は…ハハ、そうだよな。何ムキになってんだろ俺…」
スッと立ち上がって、ズボンの後ろをはたく。