Summon Night
□しあわせなこと
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『好きな人を 堂々と愛せる』
†††
「ネス!」
元気な声と共に、トリスはネスティに後ろから抱きついた。
「な、何だ、トリス」
少し慌てた声に、笑いながら答える。
「うん?何となく?」
「………まったく」
そう言いながら、ネスティも振り払おうとしないから、トリスも離してあげない。
「ネス……、大好きだよ」
「…君はバカか……」
優しい、優しい声。
誰よりも大好きな人。
「もう、何処にも行っちゃ嫌だからね……」
「ああ……」
貴方の居ない毎日を、もう二度と過ごしたくないから。
今こうしていられる毎日が何よりも大切だから。
彼が体をこちらに向けて、抱き締めてくれる。
「君の傍にいるから。必ず……」「うん…」
この日々が、ずっと続く事。
それが、今の一番の願いだから。
END.
あとがき
ちょっとした勢いで書いたネストリ。………ごめんなさい。本当に勢いです。