NOVEL

□+かまってくださぃ+
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「明日…クリスマス前で、お店忙しいじゃない」

 アヤがヨージに目をやる。

「そうだな…」

「……………アヤ、オミ…」

 オミもヨージを見た。

「俺に いい考えがある」


 何を企んだのか、喜々とした眼差しでヨージは口許に妖艶な笑みを浮かべた。


******


 12/23 

「はよ〜」

 くわっと、欠伸をしながら現れた少年。

「おはようー」

 ケンはオミと視線を交す。

「どうかしたの?ケンくん」

 きょとんとするオミに、ケンはぷるぷると首を振った。

『………別にいいけどさ…』

 頭をかきながら、ケンはエプロンをする。その背後から別の人間が顔をだす。

「ぉはよー、アヤ」

 笑顔のケンにアヤは、そっけなく「あぁ」と返す。

 またしても、視線を交すだけの妙な間が出来た。

「…何だ?」

「いや、別に…」

 軽く肩を落とすケン。

『……………いいけどさ…』


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