NOVEL
□+かまってくださぃ+
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「…あれ?」
呟くオミに、アヤは花をいじる手を止めた。
「今日…22日…?」
「何だ、注文があったのか?」
尋ねるアヤにオミは首を横に振る。
「…違う」
面倒臭そうに溜め息をつくアヤ。
「注文じゃなくて…あしt…」
ガシャン !
「おい、見ろよ!雪降ってきたぜ!通りで寒いわけだよな…って、オミ?」
店内に戻って来たケンはオミの引きつった表情に首を傾げた。
「んだよ?変な顔して…」
オミは はっとして又、首を横に振った。
「ううん、なんでもない!ぃや〜ヨージくん遅いねっ!」
「そうか?何時も まだ帰らないだろ?」
不自然に話題を変えようとするオミをケンは目で制す。
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