NOVEL

□+†忘れないから†+
2ページ/8ページ



 バイクのエンジンを停め、ヘルメットを外し、頭を振るうと汗が散る。

「よぉ」

俺は振り向く。

「耀爾…」

無償に泣きたくなった。

「デート?」

耀爾は答えず笑む。
俺も笑む。









神様、俺は…
自分の一生を呪うよ。









でもな、アンタにいいたい ことがあるんだ。







『闇の白き狩人達よ
黒き獣の明日を狩れ』










また、今夜も俺達は闇を駆けて、血を浴びる。



───────────

真っ白であれ。

想いさえ。

朽ちる。


───────────
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ