VOICE ACTOR NOVEL

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+過激に愛して+


「ちょ、三木さん…っ!?」
「んー?」
 智一は、顔を真っ赤にさせて恋人である三木の体を押した。
「『んー?』じゃありまセンよ!!早く出ましょうよ!此所…衣装部屋じゃないですかι」
 そう、何故 今 自分が衣装部屋にいるのか…智一は解らない。
 解らないが。
「まぁまぁ、煩い口は塞ぐよ?」
 なんて囁かれながら彼の顔がアップで近付くとなれば、彼が“此所で”今から何をしようとしているのかは 解る。
「ん…//」
-カチャ・・
 三木は、智一の唇を唇で塞ぎながら後ろ手で部屋の鍵を閉めた。
「も、三木さん//!!ι」
「だって、今日の智の格好が可愛いんだもん」
 にっこり笑顔で、三木は智一の双丘を撫でた。
「可愛い?何 言って…三木さんも似た感じじゃないですかι」
 撫でる手を退かせる様に押し返す。
「いゃ、俺が着ても可愛いくなんないから」
「三木さん…ワケがわからない」
 益々首を傾げ智一は三木と自分を見比べた。
「確に…三木さんはカッコイイですけど」
 また、目を逸らし頬を染める智一に、ありがとうと三木は嬉しそうに微笑む。
「ただのスーツじゃないですか」
 はぁ、と溜め息を溢しつつも 智一は いつもと 何か雰囲気の異なった三木の姿に内心 恥ずかしくなる。


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