NOVEL
□+かまってくださぃ+
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街を彩る、幾色ものイルミネーションが、冬の季節の限定イベントを盛り上げている。
「さっびぃ〜」
白い息は、風に乗って消え去る。
ぎしっと雪を沈める感覚に微笑みながらケンは【仔猫の家】のシャッターを下ろした。
──『 CLOSE 』──
「もうすぐ、クリスマスだな…」
各家々、実に大小様々なクリスマス・ツリーが飾られている。
それを眺めていると、不意に頬に冷たいモノが優しく触れた。
「…っれ、雪…?」
。゜。かまってくださぃ。。゜。。
「………っ//」
何だかワクワクしてくる。
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