小説.仮面ライダー全員集合

□復活・進化〜新たなる敵〜前編
2ページ/74ページ

ギルスは後方に宙返りを決めて
「やったか?」
肩口から血が吹き出し苦しむ琢磨
「クソ〜!どうしていつもこうなんだ!」
変身を解き肩口を押さえながらヨロヨロと逃げ出す
葦原も変身を解き無惨な姿の子犬を抱えあげる
「すまない、俺がココに連れて来なければ…うぅぅぅ
声を殺し葦原が泣く
フッと周りを見て
「コレは奴が持っていたカードだ…」
子犬を川に流して手を合わせる、そして散らばっているカードを集める葦原
「ただのカードではないな、異様な気配を感じる」



「始さん、もう何処にも行かないでね」
と栗原天音
「ははははは」 相川始は笑う
剣崎と会わなければジョーカーになる事もないだろう…あのカードさえ封印されれば…
そんな事を考えながら天音と堤防沿いをあるく始
フッと何かを見つけ
「天音ちゃん先に帰ってて、ちょっと用事を思いだした」
と天音を先に返す
「えー始さんまた何処かに行っちゃうの?」
堤防の下の方を見ながら
「いや、ちょっと友達を見掛けたから」
と誤魔化す
渋々先に帰る天音
天音の姿が見えなくなるのを確認して始は下に降りて行く
「おい!そのカードをどうした!」
と葦原に言う
カードを拾い集めた葦原が振り向く
「なに〜!」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ